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先日行った大田区の池上梅園で
きれいに咲いていました

2008年3月3日

3月に入り、春の兆しがあちらこちらで感じられるようになってきました。

2月後半の広島公演も無事終わり、これから夏まではめずらしく、かなりののんびりペースになります。
これを機に、楽譜の整理や新しいレパートリーの開拓など、気になっていながらついつい後まわしにしてきたことに、時間を使えれば、と思っています。

これからは卒業・就職・転勤・入学など、人生の区切りの時期を迎える方も多いと思います。お互い、充実した時間を過ごせると良いですね。

 
JTホールでの公演後
みんなで打ち上げをしました!

2008年2月1日

2008年になってから早1ヶ月。まもなく立春を迎えますが、今年の東京は久しぶりに、しっかりと寒い冬ですね。子供の頃、学校に行く途中の公園で、霜柱の上をシャリシャリと音をたてながら歩くのが楽しかった思い出がありますが、今年は東京でも霜柱ができているのでは・・?

長らく短信を書かないまま、時間が過ぎてしまいました。
私の2008年は例年同様、いくつかのニューイヤー・コンサートで幕を開け、1月最後の本番は、ホールのオープン以来プランナーを務めさせていただいている、JTホールでの室内楽公演でした。
今回の内容は、フルート・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロとの五重奏を中心にしたプログラム。フルートが活躍するジョリヴェ作曲「リノスの歌」をメインに、モーツァルトやシューベルトの作品、そしてピエルネ・ドビュッシー・イベールなどのフランスものを並べた、充実した内容のプログラムで、リハーサルにもずいぶん時間をかけました。
リハーサルと本番を通して、5人で微妙な音色の世界を“探検”しながら、最後には全員で一つのものを作り上げていく、という幸せな過程を体験できました。共演してくださった、フルートの佐久間由美子さん、ヴァイオリンの川田知子さん、ヴィオラの鈴木康浩さん、そしてチェロの山本裕康さん、本当にありがとうございました!
当日は、NHKのテレビ収録が入っていたので、放映日程が決まり次第、このHP上でもお知らせしたいと思っています。

このような手のかかる公演の企画を長期にわたり、同じホールで続けさせていただけるということは、本当に嬉しいことですね。

今年もこのようなコンサートを一つ一つ大切にしながら、ハープと共に充実した時間を過ごすことができれば、と願っています。
少し遅くなりましたが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
そして、皆様にとっても2008年が実り多き一年になりますように!

 
富山の帰りに立ち寄った
飛騨高山で、咲いていました

2007年9月18日

もう9月も半分過ぎましたが、今年は残暑が厳しいですね。
"暑さ寒さも彼岸まで" ということで、この残暑もあと少しというところでしょうか・・?

前回の短信後、1ヶ月のヨーロッパ滞在から日本に帰国し、9月の始めには松本でサイトウキネン・オーケストラに参加してきました。
今年は1週間だけの比較的短い滞在でしたが、その中でリハーサルと3回の本番があり、充実した楽しい時間でした。

松本に続いて、富山にも行き、室内楽のコンサートがありました。ハープの名曲であるラヴェルの「序奏とアレグロ」を中心に、気心知れた共演者の皆さんと一緒に、多彩な組み合わせのプログラムを演奏することができました。

松本と富山では暑い中にも、秋の気配を感じることができ、気持ち良い時間でした。
これからは、秋も本番。
「食欲の秋」や「芸術の秋」など、いろいろありますが、皆さまもどうぞ素敵な秋のひとときを!

 
第九のコンサートの前に

そのまま絵葉書になりそうな
ルツェルンの街です

2007年8月19日

前回は、アメリカに向かう飛行機の中からの短信でしたが、今日はスイスのルツェルンからです。

2003年からアバドさんの呼びかけによって始まったLucerne Festival Orchestra(ルツェルン祝祭管弦楽団)も、今年で5回目を迎えました。私は1年だけお休みしたので、今年で4回目の参加になります。今年はまずベートーヴェンの第九で音楽祭の幕開けをし(私は客席で聴いていたのですが、本当に素晴らしい演奏でした!)、昨日と今日がマーラーの交響曲第3番です。
リハーサルも含めると、ルツェルン滞在は約2週間。集中したリハーサルの時以外は、ゆったりとした時間を過ごしていました。お天気が良い日には、少しだけ山歩きをしたりもしました。街を少し離れただけで、森や山があり、たくさんの散歩道が用意されているので、その日の気分によっていろいろな所に行くことができます。犬を連れたり、子供を連れたりと、皆がそれぞれの楽しみ方で自然に馴染んでいることは、とても素敵だと思います。

そのルツェルン滞在も、明日で終わりです。ルツェルン祝祭管弦楽団がイギリスのプロムスに出演するので(プログラムはマーラーです)、ロンドンに向かいます。
プロムス独特の熱狂的な雰囲気の中で、適度な緊張感を持ちつつ楽しんで弾くことができれば、と思っています。

 
セルビアでのリサイタル風景

後ろに見えるのはサヴァ川とドナウ川
セルビアの首都ベオグラードで
2つの川が合わさります

2007年7月3日

前回の短信から、なんと半年近く経ってしまいました。
2007年も半分以上が過ぎましたが、おかげさまで元気に過ごしてきました。4月までは国内での活動だったのですが、5月に入ってからは、海外に行くことが多くなりました。
5月から行った国を挙げていくと: セルビア、クロアチア、ドイツ、スイス、オーストリア。
そして今は、アメリカに向かう飛行機の中で、この文章を書いています。

特にセルビアは、今まで縁のなかった国なのですが、地元のハープ協会からのお招きで、訪問が実現しました。つい最近まで大変な状況の中にあった地域ですが、セルビアで出会った人たちは皆、人なつっこくて素敵な人たちばかりでした。平和な日本で暮らしてきた私にはなかなか実感できませんが、現地を訪ねたり、少しばかり本を読んだりして、この地域のもつ長い長い歴史と、今でも続く様々な人たちの複雑な想いを、ほんの少しだけですが肌で感じることができ、私にとっては貴重な体験でした。

今日は、アメリカのインディアナ州に向かっています。
明日から開かれる、USA International Harp Competition の審査員を務めるためです。このコンクールは、私の先生であるマクドナルド先生が始められたもので、今年は7回目を迎えます。
これからの10日間あまりは、自分自身が演奏するのとは全く違う神経を使うことになりますが、自分の耳と目と心をできる限り素直に開いた状態で、参加者全員の演奏に集中することができれば、と願っています。

 
2/11 放送予定
『新日曜美術館』のテーマです

稲沢の国府宮神社

2007年1月29日

2007年になってから、そろそろ1ヶ月が過ぎようとしています。
今年の東京の冬は、気持ちの良い晴れの日が多く、あまり寒くないように感じます。

先週は、東京・上野の美術館で、NHK教育テレビの『新日曜美術館』の収録があり、ゲストとして番組に参加させていただきました。普段とは違う経験に緊張をしながらも、とても充実した時間を過ごすことができました。実際の絵を前にしての収録だったので、専門家のお話を聞きながら大好きな絵を近くから見ることができ、私にとっては貴重な時間でした。久しぶりに、大学時代のことを思い出したりもしました(大学では、西洋美術史が専攻だったので・・)。
この『新日曜美術館』は、2月11日放送予定です。よろしかったら、ぜひご覧になっていただければ、嬉しく思います。

昨日は、2002年以来、毎年参加している愛知県稲沢市のホールでのコンサートがありました。このコンサートは普段の公演と少し違い、4歳以上の子供なら誰でも入ることができ、しかもチケット代は \1,000 と、破格のお値段なのです! 前半では、様々な編成の室内楽、そして後半では、ナレーション付きの音楽劇を皆で演奏します。今までは、「白鳥の湖」や「ヘンゼルとグレーテル」、そして「魔笛」などを取り上げてきましたが、今年はメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」でした。今年もまた、この日のために用意された寺嶋陸也さんの素敵な編曲を皆で演奏しました。
残念なことに、この企画は今回の公演でいったんお休み、とのことですが、気のおけない共演者の皆さんとのコンサートは、とても楽しいものでした。
この稲沢市には、“はだか祭り”で有名な、国府宮(こうのみや)神社があります。これまで毎年稲沢市を訪れていながら1回も行ったことがなかったのですが、今回はコンサートの日の朝、初めて行ってきました。国府宮神社は、本当に地域に根ざした場所で、地元の方たちが、お散歩やウォーキングの途中に立ち寄り、お参りされていました。東京のような大都会では ついつい忘れがちなそんな雰囲気が、とても印象的でした。

これから2月と3月は、少しのんびりペースになります。今年もまた楽しみながら、充実したコンサートを重ねていきたいと思っています。

 
京都でのコンサート後に
ハープと共に

特別な蒔絵螺鈿ハープ『彩韻』
下の部分にもこんな素敵な装飾があります

2006年12月27日

2006年も残すところ、あと少しとなりました。
皆様にとって、今年はどんな一年だったのでしょうか?
私にとっては、あっという間に一年が過ぎていったように感じますが、よく考えると、とても充実した時間でした。
3回のリサイタル・シリーズで始まった2006年。そして、その第1回目に合わせて、このホームページを立ち上げることもできました。

その2006年の仕事納めは、クリスマス・イブに行われた、ちょっと普段とは違う特別なコンサート。
左の写真は、そのコンサート後に写したものですが、この楽器の装飾は何に見えるでしょうか? これは、日本の伝統工芸である、蒔絵のハープです。漆の芸術家である室瀬和美さんが今年、このハープの装飾を、プレゼントして下さいました。私は夏前に、蒔絵を施すのにふさわしい形の新しいハープを運良く手に入れることができ、その後 約4ヶ月を経て、主に柱の部分に素敵な装飾が完成しました。現在この楽器は、京都にある大山崎山荘美術館の特別企画展で展示されています。
今回はこの楽器のお披露目も兼ねた、美術館での特別コンサートでした。ほとんどまだ弾きこんでいない新しいハープにもかかわらず、良い音で鳴ってくれて、アットホームな雰囲気の中、気持ち良く演奏ができました。

京都でのコンサートの前日には、毎年恒例となっている、横浜のフィリアホールでのリサイタルもありました。今年は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマに作曲された、吉松隆さんのハープ・ソロ曲『ライラ小景』の新作初演もあり(フィリアホールの委嘱で生まれた作品です)、大好きなフィリアホールの響きの中で、思い出深い一晩となりました。

今年もあと4日。年末年始は、少しハープから離れた時間を過ごそうと思っています。のんびりと過ごしたいところですが、まだこれから年賀状書きや、家の整理などが待っています。皆様も、どうぞ良いお年を!

 
サンフランシスコ
私の唯一のハープの先生である
スーザン・マクドナルド先生
そして母と一緒に

ロサンゼルス、昔のままのレッスン室で
ピアノのRejto先生と

ルツェルン、リハーサル中
コンサート会場は教会でした

2006年10月6日

しばらくご無沙汰しているうちに、もう10月! 時間が経つのは、本当に早いですね。

夏はいつもそうなのですが、今年の夏も旅が続きました。

その中でも印象的だったのが、約20年ぶりにアメリカのカリフォルニアをゆっくり訪ねたことです。6歳から約3年半、ロサンゼルスに住んでいた私にとって、カリフォルニアはとても懐かしい場所です。楽しい思い出ばかりのアメリカ生活は、子供だった私にとって良い影響をたくさん与えてくれました。ハープを始めたのも、学校生活を始めたのも、ロサンゼルス。明るい太陽の下、のびのびと過ごした3年間で、それまでちょっと神経質で体の弱かった私の体質と性格も変わったのでは、と思います。
今回は、サンフランシスコで行われた、アメリカ・ハープ協会のナショナル・コンファレンスで演奏するための旅だったのですが、その後にはロサンゼルスに立ち寄り、昔住んでいた界隈を訪ねたり、当時のピアノの先生にお会いしたりと、本当に嬉しい時間を過ごしました。

そして8月にはスイスのルツェルンへ。2年ぶりに、ルツェルン祝祭管弦楽団にオーケストラの一員として参加し、アバドさんの指揮のもと、素晴らしいメンバーと共に、至福の音楽体験をさせていただきました。ルツェルン音楽祭の期間中には、マリー=ピエール・ラングラメさん(ベルリン・フィルの首席ハープ奏者で、私の大切な仲間です)とのデュオ・コンサートもあり、マリー=ピエールとは昨年暮の日本ツアー以来、嬉しい再会でした。

日本国内でも、小澤征爾さんの音楽塾オーケストラへの参加、松本のサイトウキネン、そして武生国際音楽祭や小淵沢の音楽祭など、いろいろな場所にお邪魔しました。

これからはしばらく、少し落ち着いて日本に滞在することになります。

来週、「ルツェルン・フェスティバル・イン・東京」がサントリー・ホールで始まります。夏のルツェルンでのマーラーの素晴らしい音楽体験を、東京でまた味わえることを、今は心待ちにしているところです。

 
家の近くに咲く紫陽花たち

2006年6月16日

東京では、梅雨空が続く毎日です。湿気の多いこの時期、どの楽器にとってもそうだと思いますが、ハープにとってもかなりイヤな季節になりました。木が湿気を吸って楽器全体が響かなくなるだけでなく、ハープの弦の大部分は今でもガット弦(羊の腸が原料です)を使っているので、温度や湿度の変化にとても敏感なのです。もともとチューニングに神経を使う楽器なのですが、この時期はいつもにも増して、気を遣わないといけません。
昨夜は、宇都宮でリサイタルがありました。コンサートの始まる頃は、あいにくの雨。案の定、ステージ上はかなりの湿度でしたが、たくさん集まってくださったあたたかいお客様のおかげもあり、自分自身でもかなり楽しみながら無事に終えることができました。

こんな時期ですが、イヤなことばかりではないです。今いろいろな場所で、紫陽花の花が目を楽しませてくれています。家のそばにも咲いていたので、写真を撮ってみました。アジサイとガクアジサイ、とてもきれいですね。

紫陽花と言えば、今月の4日に佐賀県の有田で行ったリサイタルの副題が「あじさい色の時間とともに」というもので、当日のステージ上には、とても素敵な紫陽花のフラワー・アレンジメントが施されていました。リサイタルの主催をしてくださった「コンチェルト・グロッソ」さんのホームページには、当日の様子が写真と文章で掲載されています。このリンクから、ぜひご覧になってみて下さい。

 
終演後、楽屋の前で佐久間由美子さんと

2006年6月3日

またしばらく短信を書かないうちに、6月になってしまいました。
今年は、モーツァルトの生誕250年という記念の年なので、やはりモーツァルトを演奏する機会がかなり多いです。先月1ヶ月間だけでも、5月の「ラ・フォル・ジュルネ」や宮崎の音楽祭、そして月末には東京のオペラシティで、NHK交響楽団の皆さんと演奏をする機会に恵まれました。

ハーピストにとっては本当に貴重な、モーツァルト唯一のオリジナルである「フルートとハープのための協奏曲」。
今までもこの曲を本当にたくさんの回数、演奏してきましたが、それでも毎回演奏をするたびに“音楽をやっていて本当に良かったなぁ・・”と、私を幸せな気持ちにさせてくれる、心の近くにある大切な1曲です。

オペラシティでのフルートは、佐久間由美子さんでした。
佐久間さんとの初めての共演は1986年の夏だったので、私たちの付き合いも、もう20年になりました! 初共演以来、公私共々仲良くお付き合いをさせていただいていますが、今回もまた楽しい共演になりました。

 
東京国際フォーラムにて、ポスターの前で

2006年5月11日

ゴールデンウィークも過ぎ、5月半ばになりました。今年は休みが長かったこともあり、海外に行かれた方も多かったのではないでしょうか?

ゴールデンウィークの後半はほぼ毎日、有楽町の東京国際フォーラムに通う日が続きました。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 〜熱狂の日〜」音楽祭2006に行くためです。昨年、本場のナント市(フランスです)から日本にやってきたこの音楽祭の今年のテーマは、“モーツァルトと仲間たち”でした。
幸いお天気にも恵まれ、国際フォーラム全部を使ったこの大イベントは、毎日たくさんの人で大賑わいでした。コンサートを聴くだけでなく、ワークショップに参加する人、ショップで買い物をする人、マスタークラスを聴く人、あるいはただ雰囲気を楽しみながら食事やお茶をする人。どんな人にとっても楽しめる要素がたくさん盛り込まれた、楽しい“お祭り”でした。私自身の出番は2回だけでしたが、それ以外に、他のコンサートにも足を運んだりして、存分に楽しみました。

来週は、久々に宮崎の音楽祭に参加予定です。前回の参加は1998年だったので、なんと8年ぶりになります。一足早く、南国の夏の空気を味わえるのを、心待ちにしています。

 
打ち上げにて

パリの演奏会場、シャンゼリゼ劇場

パリのコンサート後、
シュルツさんと乾杯

2006年4月12日

時間が経つのは早いですね。しばらくこの短信を書かないまま、気付いたら4月になってしまいました。

1月から始まったリサイタルシリーズの最終回および追加公演が終わり、それから約1ヶ月が過ぎました。文化会館小ホールとサントリー小ホール、という2つの異なる空間で同じプログラムを2回弾き、どちらも自分にとって特別な日となりました。このプログラムは、ハープのオリジナルの名曲を中心としたものだったので、ハープが最も自然な形で響き、3回の中では一番リラックスをして演奏に臨むことができたように思います。
3月11日の追加公演後には、今回のリサイタルシリーズを一緒に作り上げて来て下さった梶本音楽事務所のスタッフと、打ち上げを行いました。皆さんには、今回のリサイタルシリーズで本当にお世話になり、一つの大きなプロジェクトを終えた喜びを共に味わうことができたこのひと時は、私にとって素敵な“フィナーレ”となりました。

今回のリサイタルシリーズは、私にとって本格デビューから20年という、節目の時期に行った企画でした。そんなこともあり、演奏曲目などを別ページに、記録として残したいと思います。

リサイタルシリーズが終わってひと息をつき、3月末からつい先日までは、ウィーン・フィルハーモニーの首席フルーティストであるウォルフガング・シュルツさんと一緒に、モーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」を4回演奏するために、ヨーロッパに行ってきました。伴奏してくれたオーケストラは、シュルツさんの家族および仲間たちで編成された「カメラータ・シュルツ」。レコーディングも行った気心知れた皆さんとの、楽しい旅行でした。コンサートは、ウィーンの郊外で2回と、フランスのパリとストラスブールで1回ずつ。幸いお天気にも恵まれ、合間には観光をする時間などもあり、素晴らしい気分転換になりました。
旅行の最後に再び立ち寄ったウィーンでは、アーノンクールさん指揮ウィーン・フィルの演奏会をムジークフェラインで聴くこともでき、今回の約10日間の旅は、本当に充実した良いものになりました。

今月はこれからしばらくリラックス・モードになりますが、ゴールデンウィークには、楽しい「ラ・フォル・ジュルネ」に参加をする予定です。面白さ満載の会場での演奏を、楽しみにしています。

 

2006年2月13日

先週の木曜日、リサイタルシリーズの第2回目「新しい響きの魅力」が終わりました。今回の会場は、第1回目の紀尾井ホールに比べると、約半分の座席数のトッパンホール。どんなピアニッシモの弱い音でもクリアに客席に届くトッパンホールでのリサイタルは、私にとって身の引き締まる空間での演奏となりました。

普段のリサイタルでは、ハープのもつ様々な“顔”をなるべく多く紹介したいという思いをこめて、一晩のプログラムを組みます。しかし、今回のシリーズのように、毎回テーマを絞って行うリサイタルでは、そのテーマに即したハープの側面に向き合い、自分自身をより深く集中させることができるので、そのことが自分にとって、かえって新鮮に感じることのできる経験でした。

この写真は終演後、作曲家の細川俊夫さんとヴィオラ奏者の今井信子さんと一緒に写したものです。今井さんはこの日の朝、ヨーロッパから一時帰国され、リサイタルにいらして下さいました。約20年前の初共演から始まり、武満徹さんのトリオの初演も一緒にさせていただいた今井さんが聴きにいらして下さったのは、本当に嬉しかったです。

トッパンホールでのリサイタル後、ほとんど休む間もなく、名古屋のスタジオ・ルンデでのリサイタルが日曜日にありました。親密感のある空間で、こちらは、ハープのたくさんの“顔”を一回のプログラムで表現をする、通常のリサイタル・プログラムでした。1981年のオープン以来、四半世紀にわたって、数多くの優れた室内楽のコンサートを企画されてきたスタジオ・ルンデは、今年の6月に幕を閉じます。今でこそ日本でさかんになってきた室内楽ですが、まだ馴染みが薄かった25年前から室内楽にスポットライトを当て、今日まで継続してこられたことは、本当に素晴らしいことだと思います。

アットホームなあたたかい雰囲気の中、心に残るリサイタルとなりました。

3月1日、文化会館小ホールでのリサイタルシリーズの最終回は、おかげさまで完売となり、3月11日の夜、サントリー小ホールで、同じプログラムでの追加公演をさせていただくことになりました。最後は、ハープのオリジナル名曲を集めた華やかなプログラムです。ぜひたくさんの皆様に再びホールでお目にかかれることを、今から楽しみにしております。

最後になりましたが、今回のリサイタルシリーズに関して数多くのご感想を、このホームページを通して、いただきました。興味深く読ませていただいており、いずれお返事も書きたいとは思っているのですが、まずはこの場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。

 

2006年1月15日

昨日、リサイタルシリーズ第1回目の紀尾井ホールでのリサイタルを、無事終えることができました。聴きにいらして下さった方には、あらためてお礼を申し上げたいと思います。こちらの写真は終演後、楽屋の前で撮ったスナップ写真です。

ソロ・リサイタルのプログラムを、ピアノ曲だけで構成するのは、私にとって初めての試みでした。それだけに、昨日の本番を迎えるまでは自分自身、どのような結果になるか分からない部分があったのですが、おかげさまで自分でも納得のいく内容になったと思います。どの曲にも思い入れがあり、好きな作品ばかりだったので、その中からどれかだけを選ぶのは難しいのですが、何曲か取り出してみると、前半2曲目のモーツァルトの幻想曲は、美しい上、特にハープの響きに良く合っていると感じました。サティは、初めからハープに合うことは分かっていたのですが、紀尾井ホールの素敵な空間がたくさんのインスピレーションをその場で与えてくれ、あらためてとても自由な気持ちで演奏することができました。ブラームスの間奏曲は、ずっと弾きたいと思っていた作品の一つだったので、本当に幸せな気持ちでした。

まず、私にとって理想的なパートナーである“2人”のハープたち(昨日は、前半と後半で楽器を変えました)に感謝をし、そしてその次には、あの紀尾井ホールでの2時間を共有してくださったお客様の皆様に感謝したいと思います。

これからこのリサイタルシリーズは、第2回目のトッパンホール(2月9日)、第3回目の東京文化会館(3月1日)と続きます。今日は勝手に自分で“休息日”にしてしまいましたが、明日からは気持ちを切りかえて、2月の現代作品に取り組もうと思っています。

 

2006年1月13日

このたび、ようやくホームページをオープンすることができ、嬉しく思っています。ここ数年間でインターネットやメールがものすごい勢いで発達し、私も最近は、両方にお世話になる毎日を送っています。

現時点では、まだ準備中の部分がいくつかありますが、少しずつアップしていくつもりです。英語版についても、もう少しお待ちいただければ、と思います。

ここの『短信』コーナーでは、日々のコンサートのことなどを、エッセイ風に書いていきたいと思っています。どれだけ頻繁に書けるか分かりませんが、時々訪ねてくだされば、嬉しく思います。

今日は、明日の紀尾井ホールでのリサイタルを前に、最終的な準備をしています。明日はあいにくお天気があまり良くないみたいですが、多くの方々に紀尾井ホールのステージからお会いできることを、楽しみにしています。

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